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2014-07

鉄道ジャーナル2014年9月号

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鉄道ジャーナル2014年9月号が発売になりました。

今月号は「どこもかしこも平面交差」と題し、ヨーロッパには都心部にも多く残る平面交差について書いてみました。もっともヨーロッパも、特に最近の新路線は立体交差で建設されることも多くなってきましたが、都心部に残る古い路線などは、用地の都合もあっていまだに平面交差が残るところが多くあります。そんな様子を記してみました。

さて、ここまでイギリスの話題を中心に連載が続いてまいりましたが、この先は大陸側の話題も増えてくる予定です。と申しますのは、連載開始前にまとめて提出した半年分+αの原稿は、そのほとんどがイギリスの話題だったのですが、その原稿がようやく底を尽きたということでございます。

今後も、皆様の興味を惹けるような面白いネタを探し出し、ご紹介していこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

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オランダ鉄道車両事情

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【写真】旧FYRA、V250の深刻なトラブルでオランダ~ベルギー間の直通がしばらく途絶えたが、インターシティ・ダイレクトとして復活した。リースされたベルギー鉄道SNCF 28型電気機関車がICRm型客車を牽引し、デン・ハーグ~ブリュッセル間を直通運転。

オランダ鉄道NSのCEO Timo Huges氏は、少なくともこの先2021年までの間、新しいインターシティ用車両を調達する予定はないと、オランダ政府のインフラ担当大臣へ伝えたそうだ。これはオランダ政府が先に、4年以内に新型のインターシティ用車両を調達するようNSへ促したことに対して回答したもの。

NSは、V250での大きな失敗が尾を引いていることから、車両調達に対して慎重な姿勢となっており、先を急いで同じ失敗を繰り返したくないというのが一つの理由となっている。現在、インターシティの主力車両として活躍するVIRM型車両の更新を進めており、また余剰となっているDD-AR型車両の更新が決定し、同じく余剰となっている1700型電気機関車との組み合わせでインターシティへ再活用させる予定となっている。一方で、こちらも余剰となっているICRm型客車は、更新してインターシティに使用するほか、ベルギーへ直通するインターシティ・ダイレクトの増発へ用いられる予定だ。

なおNSは、オランダの国土や路線網の関係で、今後投入する予定の車両は、最速でも200Km/hまでとし、それ以上の高速車両は必要ないので投入する計画もないと話している。

(International Railway Journal/Today's Railwayなど複数の記事より)

旧FYRAのNS V250、イタリアへ

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現地サイトからの情報によると、トラブルが発生して運行停止中となっているオランダ鉄道NSの高速列車、V250(FYRAのブランドでアムステルダムとブリュッセルを結ぶ予定だった)がイタリアへ渡り、ミラノ~トリノ間の高速新線で試運転を行う予定であると伝えた。

V250に関しては、トラブルが多発したことで、すでにベルギーは所属分3編成の受け取りを拒否し、一方のオランダ側は営業再開へ向けて改修工事を行っているところだったが、今のところ具体的な営業再開に関するアナウンスはない。仮に営業再開となっても、ベルギーへの乗り入れは拒否されていることから、オランダ国内ブレダまでの運転となるだろう。

そんなV250だが、今回のイタリア国内での試運転は、単にメーカーであるアンサルドブレダの地元だからという理由だけではなく、最終的に受領拒否された編成の受け入れ先になるのでは、という噂も上がっている。

イタリア鉄道FSは、過去にポーランド鉄道で受領拒否されたE405型(ポーランドEU11型)を受け入れたことがあり、E405型は貨物部門所属となって、イタリア北部を中心に貨物運用に従事している。

写真は、アムステルダム市内に留置されるV250。

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プロフィール

橋爪智之

Author:橋爪智之
Tomoyuki Hashizume
欧州鉄道フォトライター
1973年 東京都生まれ
チェコ共和国プラハ在住
日本旅行作家協会(JTWO)会員

ヨーロッパで高速列車が産声をあげるほんの少し前、1970年代後半から1980年代にかけての幼少期をイギリス・イタリアで過ごし、当時より欧州の列車名や機関車形式を覚える、かなり早熟な「TEE世代」。トラベルガイドや紀行文、鉄道車両専門書のみならず、鉄道模型など幅広い分野の執筆を行う。
2013年11月から、月刊誌「鉄道ジャーナル」で連載をスタート。2016年2月から、月刊誌「RM Models」にて海外鉄道情報コーナー「世界鉄道」の不定期連載がスタート、2017年1月から定期連載化。

主な執筆作品・寄稿先

>ダイヤモンド・ビッグ社
・世界の高速列車
・世界の高速列車Ⅱ
・トーマスクック時刻表(巻頭特集ページ)
・ヨーロッパ鉄道時刻表(2015年から)
・「地球の歩き方」 by Train 鉄道の旅シリーズ

>プレス・アイゼンバーン
・月刊とれいん

>悠書館
・鉄道の世界史

>日本地下鉄協会
・世界の地下鉄 151都市のメトロガイド

>朝日新聞出版
世界の車窓からDVDブック第2期
・33号イタリア編
・34号イギリス編

>東洋経済新報社
・週刊東洋経済
・東洋経済オンライン(海外の鉄道を中心に寄稿)

>交通新聞社新書
・030 ヨーロッパおもしろ鉄道文化

>鉄道ジャーナル社
・鉄道ジャーナル(2011年11月号、2012年1月号、4月号、2013年4月号)
・2014年1月号から「ロンドン発 欧州鉄道通信」を連載中。

>イカロス出版
・駅撮りで楽しむヨーロッパの鉄道
・路面電車EX07

>洋泉社
・洋泉社ムック 時刻表読本
・洋泉社ムック 夜行列車読本

>海外鉄道技術協力協会
・新幹線と世界の高速鉄道2014
・世界の鉄道(2015年版)

>マイナビ出版
・完全保存版! 新幹線まるわかりBOOK

>株式会社ネコ・パブリッシング
・RM Models(欧州型鉄道模型関連記事)
・2016年2月より海外鉄道情報不定期連載「世界鉄道」コーナーを一部担当、2017年1月から定期連載化決定に合わせ、準連載スタート。

ご意見やお問い合わせは、下記アドレスまでお願いいたします。
stazionecentrale@infoseek.jp

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