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2015-11

ETR400 イタリア国内最高速度記録を更新

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今月より、ETR400型(Frecciarossa1000)を使用した最高速度向上試験が行われているが、11月23日から24日へ掛けての未明に、イタリア国内最高速度記録となる、時速385.5km/hを達成した。この記録は、2009年2月3日に試験車両ETR500Yで達成した362km/hを約6年9か月ぶりに更新するもので、営業で使用されるETR400型第3番編成によって、ミラノ~トリノ間の高速新線上で達成された。

なおこの速度向上試験は、営業最高速度360km/hを目指す同車両にとって、その10%増しとなる400km/hの認証試験のために行われており、今後400km/h走行を目指してさらなる試験が続けられる。

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イタリア 20年目を迎えるETR500

イタリアを代表する高速列車と言えば、最高速度300キロの高速列車、フレッチャロッサを置いて他にないが、このフレッチャロッサに使用されるETR500は、1996年にデビューしてから、来年で20年を迎える。

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1996年にデビューした当時は、機関車は直流3kV専用機のE404.1であったが、今後建設される高速新線が交流25kV50Hzで電化されることが決定すると、交流区間に対応した2電源仕様のE404.5へ置き換えられた。
このE404.5型機関車は、当初は前面に赤い警戒色が無く、白と緑だけであったが、イタリア国内の保安基準変更により、前面赤警戒色が義務付けられたため、前面に赤が入った。元々オリジナルのデザインではなかったので、なんだか笑っているような顔が印象的だった。

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その後、2005年頃からグレーツートンカラー、通称AV色へと変更された。イタリアのトリコローレから一転して、シルバーメタリックとグレーをあしらったニューカラーには度肝を抜かされた。トリノ冬季五輪の際は、マルペンサ空港からトリノへの直通列車が運行された。

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そしてそのわずか数年後、速度別カテゴリーの制定により、最高速列車フレッチャロッサに抜擢されたETR500は、真っ赤なフレッチャロッサカラーへと再変更された。色だけは、すでに3世代目へ突入したわけだが、不思議とこのフレッチャロッサカラーが一番しっくりくる。集大成のカラーリングと言えるのではないだろうか。

フレッチャロッサ1000が誕生し、イタリアの高速列車も新時代を迎えようとしているが、ETR500はまだまだこの先も活躍を続けていくだろう。

鉄道ジャーナル 2016年1月号

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鉄道ジャーナル2016年1月号が発売になっております。
今月号では、停車位置に関するテーマとなっております。

新型ユーロスター Velaro e320 運行開始!

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ユーロスター社が導入した、ドイツ・ジーメンス製の新型車両「Velaro e320」は、2015年12月13日からの営業運転開始が同社よりアナウンスされていたが、その営業開始に先立ち、11月20日金曜日より乗務員の習熟などを兼ねた先行営業を開始した。

当初、初営業列車はロンドン・セントパンクラス駅7:04発ES9004便と言われていて、パリへ2往復する予定となっていたが、初列車は10:24発ES9018便となり、パリまで1往復が運行された。初日の駅には、情報を聞きつけた数人の鉄道ファンを見かけたが、折り返しで戻ってくるはずだったES9027便が通常の車両であったことを確認し、残念そうにその場を後にするといった光景が見られた。

その後は、当初の予定通りのスケジュールで、以下の便でパリまで1日2往復が運行されている。

ES9004 07:01/10:17
ES9027 12:13/13:30
ES9036 15:31/18:47
ES9059 20:13/21:39

また上記以外にも、営業列車の合間に試運転列車も運行されている。

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ES9036便でパリへ向けて疾走するVelaro e320。

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想定していなかった時間に突然やってきた試運転列車。走り去っていく列車を後ろから写すしかなく、悔しい思いをした。その後、何度か試運転列車を見かけた。

イタリア E402A片運転台化改造 進行中

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イタリア国内で運用中のE402Aのうち、事故のため長期離脱していた13号機が、このほど片運転台化工事の先行改造車として、フォリーノ工場で改造工事が進められている。イタリア鉄道では、運用の効率化を目指して、既存の機関車と制御客車を組み合わせたプッシュプル運転を行っているが、今回の改造はその更に一歩先を行くもので、片側の運転台を完全に撤去するという大掛かりなものとなっている。

現在改造は、13号機のみで進められているが、残りの39両についても順次改造されるものと思われる。出場後は、制御客車との組み合わせによるプッシュプル運転の他、元ユーロスターイタリアの機関車E414.1のように、前後に連結して、フレッチャビアンカとして運行することも検討されている。



東洋経済オンライン~仏高速鉄道「TGV」の事故はなぜ起きたのか

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東洋経済オンラインの最新記事、「仏高速鉄道「TGV」の事故はなぜ起きたのか」が、本日配信されました。パリで発生したテロ事件の翌日、フランス東部ストラスブール近郊で、試運転中のTGVが脱線転覆するという、大惨事が発生していました。何故事故は発生したのか、その真相を探りました。

東洋経済オンラインサイトへ

東洋経済オンライン~日立が失敗続きの伊鉄道会社を買収したワケ

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東洋経済オンラインの最新記事、「日立が失敗続きの伊鉄道会社を買収したワケ」が、本日配信されました。
イタリアの老舗、アンサルドブレダ社は、この数年間に2回の大きな失敗を犯し、大きく信頼を損なっていましたが、日立はなぜ、この会社を買収するに至ったとかを解説しています。

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日立はこのイタリアの老舗をうまく取り込んで、ヨーロッパでの地盤固めにすることができるのか、今後に注目が集まります。

東洋経済オンラインのサイトへ





2015年4月 プラハの取材から

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早起きは三文の徳、とはよく言ったもので、特に我々のような鉄道趣味人、中でも撮影を趣味とする「撮り鉄」にとっては、まさに我々のためにある言葉では、とすら思えてくる。

理由はいくつかあるが、中でも最大の理由は、今の日本ではほとんど死語となってしまった、夜行列車に遭遇することができる、ということだ。そもそも、鉄道ファンが朝早く出かける理由と言えば、ほとんどがこの夜行列車の撮影目当てと言えるのではないだろうか。

もちろん、私は取材で来ているわけだが、それでも遠路はるばるやってくる夜行列車を撮影するというのは楽しいものだ。この日はドイツからのユーロナイトENを撮影するため、朝の7時にはホテルをチェックアウト、高速道路を飛ばした。狙う場所はプラハ郊外、ブルタヴァ川沿いの区間だ。残念ながら、この列車を狙う時間帯で、順光の撮影場所はないが、朝日に照らし出されたというイメージなら夜行列車らしくて良いかな、とも考えた。

朝霧で霞む大地の中を快適に飛ばし、目を付けておいた撮影ポイントに到着。幸いなことに天気は快晴だ。何本かのローカル列車で試し撮りを済ませ、いよいよ本番。日本のように時間通りに来ないので、少し気を揉んだが、無事に通過してくれた。客車6両を機関車が引っ張るという短い編成だが、チェコとドイツの客車が混結するという、国際列車に相応しいカラフルな編成だった。

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プロフィール

橋爪智之

Author:橋爪智之
Tomoyuki Hashizume
欧州鉄道フォトライター
1973年 東京都生まれ
チェコ共和国プラハ在住
日本旅行作家協会(JTWO)会員

ヨーロッパで高速列車が産声をあげるほんの少し前、1970年代後半から1980年代にかけての幼少期をイギリス・イタリアで過ごし、当時より欧州の列車名や機関車形式を覚える、かなり早熟な「TEE世代」。トラベルガイドや紀行文、鉄道車両専門書のみならず、鉄道模型など幅広い分野の執筆を行う。
2013年11月から、月刊誌「鉄道ジャーナル」で連載をスタート。2016年2月から、月刊誌「RM Models」にて海外鉄道情報コーナー「世界鉄道」の不定期連載がスタート、2017年1月から定期連載化。

主な執筆作品・寄稿先

>ダイヤモンド・ビッグ社
・世界の高速列車
・世界の高速列車Ⅱ
・トーマスクック時刻表(巻頭特集ページ)
・ヨーロッパ鉄道時刻表(2015年から)
・「地球の歩き方」 by Train 鉄道の旅シリーズ

>プレス・アイゼンバーン
・月刊とれいん

>悠書館
・鉄道の世界史

>日本地下鉄協会
・世界の地下鉄 151都市のメトロガイド

>朝日新聞出版
世界の車窓からDVDブック第2期
・33号イタリア編
・34号イギリス編

>東洋経済新報社
・週刊東洋経済
・東洋経済オンライン(海外の鉄道を中心に寄稿)

>交通新聞社新書
・030 ヨーロッパおもしろ鉄道文化

>鉄道ジャーナル社
・鉄道ジャーナル(2011年11月号、2012年1月号、4月号、2013年4月号)
・2014年1月号から「ロンドン発 欧州鉄道通信」を連載中。

>イカロス出版
・駅撮りで楽しむヨーロッパの鉄道
・路面電車EX07

>洋泉社
・洋泉社ムック 時刻表読本
・洋泉社ムック 夜行列車読本

>海外鉄道技術協力協会
・新幹線と世界の高速鉄道2014
・世界の鉄道(2015年版)

>マイナビ出版
・完全保存版! 新幹線まるわかりBOOK

>株式会社ネコ・パブリッシング
・RM Models(欧州型鉄道模型関連記事)
・2016年2月より海外鉄道情報不定期連載「世界鉄道」コーナーを一部担当、2017年1月から定期連載化決定に合わせ、準連載スタート。

ご意見やお問い合わせは、下記アドレスまでお願いいたします。
stazionecentrale@infoseek.jp

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