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海外の鉄道に対する見方は変わってきたのか?

20161211 (151)

新年も明けて、約2週間が過ぎました。

昨年の拙ブログでは、ほとんどが新作情報ばかり、何もまともな記事を書かぬまま、2016年が終わりを迎えてしまいました…。
ということで、例年通り?なのかもしれませんが、せめて年初くらいは少々まじめに書き記しておこうと思います。

さて、以前より私が一つのテーマとして取り上げている、「海外の鉄道に対するアレルギー」問題。基本的に、日本の鉄道ファンの多くは、日本の鉄道にばかり目を向けて、なかなか海外の鉄道には興味を持ってはくれません。

おそらく、色々な理由があって、興味関心を示さないのだろうと思っています。例えば、

1.自分の地元の鉄道にしか興味が湧かない
2.デザインや色が自分の好みではない
3.海外の鉄道のことをよく知らない、文献もほとんどが外国語で読めない

などといったことが挙げられると思います。

1については、これは個人の趣味のことであり、周りがとやかく言う問題ではありませんが、ちょっと狭視野になってしまうのではないかな、と思っています。別の場所から、客観的に自分の地元を見てみると、これまで分からなかったことが分かってきたりすることもあります。つまり、興味なくても海外の鉄道を利用してみて、改めて日本の鉄道の良いところ、悪いところが見えてくるということもあります。
一つの例なのですけど、実は私は東海道・山陽新幹線のN700系のことが、以前はそれほど好きではありませんでした。正直、単純に外見だけ見れば、(個人的な意見として)かっこが良いとは思いませんでしたし。
しかし、海外の高速列車を色々と乗り比べていると、N700系という車両がどうしてあのデザインとなり、どうしてあのような高性能となったのか、などなど改めて客観的に見ることができて、そう考えるとあらゆることを考え抜いて設計された究極の車両なんだという考えに至り、かっこよくないと思っていたデザインですら、少し好きになったものです。実際、歴代の新幹線車両と比較しても、乗り心地は格段に良いと思います。
そういう意味で、広く世界へ目を向けて、そのうえで日本の鉄道を改めて見つめ直すということも必要ではないかと思います。

2については、これも個人の趣味であり、押し付けることはできないことです。しかし、実際にその場へ行って乗ってみると、これが意外に面白かったりして、その後にどんどん興味が湧いてくることもあります。
色々偉そうに書いている私も人間ですから、興味のある/ないは人並みにございます。ヨーロッパの鉄道は好きな私ですが、それ以外の地域については、これまであまり興味は湧きませんでした。しかし以前、出張で訪れた香港の鉄道を見たとき、これがなかなか面白いということに気付き、それからというもの(詳しくはないですが)アジアの鉄道には結構興味があります。日本の中古車が多数走るアジアの鉄道は、なかなか興味深いものがあります。
一方で、いまだサッパリなのがアメリカの鉄道です。もちろん、行ったことがないので、だから興味も湧いてこないのだと思っていますが、今のところ、あの武骨で大雑把な?デザインの鉄道の面白さを知るには至っておりません。もし、渡航することがあれば、あるいはその良さを知る機会となるのかもしれません。

3は、これは結構大きな壁ですけど、正直言って、まずは実際に自らの手で触れて目で見て、それから色々と知りたくなっていくものですから、その時に語学を勉強しても良いと思います。正直、どうしても知りたいことがあれば、自ら勉強すると思いますし、私もイタリア語やドイツ語は本当に基礎しか知りませんが、例えばイタリアの鉄道ニュースなどは、イタリア語の辞書がなくても、書いてある内容はほぼ理解できています。
とはいえ、語学アレルギーの人もいるでしょう。そこで、そういう方たちにより多くの興味を持ってもらおうと思った時に何ができるか、そう考えたときに、日本語で手軽に読める、海外を紹介した鉄道の本や雑誌があれば、という事へと繋がっていきます。

私は、自分が海外の鉄道の伝道師にでもなってやろう、だなんてことは一切思っていません。ただ、マラソンのスタートラインにも立ってない人たちに、まずはランニングでもして、一緒に軽く汗を流してみませんか?と声掛けをする程度のことなら出来るかもしれない、そう思っています。

現在、お世話になっている出版社の編集部の方たちとお話をしていると、数年前と比べて、少し変化が出てきたように感じています。以前は全く関心を示さなかった人たちが、少し興味を持ち始めている傾向があるようなのです。海外の鉄道だけで1冊本を出すことは、今もなかなか難しいことに変わりはありませんが、雑誌などで数ページでもよいので、海外の鉄道を紹介させていただき、多くの読者の方に海外を知ってもらい、関心を持ってもらえれば、徐々に裾野が広がっていくかもしれない、と考えております。

ということで2017年の目標として、引き続き「裾野を広げる努力を惜しまない」ということを常に念頭に置いて、執筆していこうと思います。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。
橋爪智之


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プロフィール

橋爪智之

Author:橋爪智之
Tomoyuki Hashizume
欧州鉄道フォトライター
1973年 東京都生まれ
チェコ共和国プラハ在住
日本旅行作家協会(JTWO)会員

ヨーロッパで高速列車が産声をあげるほんの少し前、1970年代後半から1980年代にかけての幼少期をイギリス・イタリアで過ごし、当時より欧州の列車名や機関車形式を覚える、かなり早熟な「TEE世代」。トラベルガイドや紀行文、鉄道車両専門書のみならず、鉄道模型など幅広い分野の執筆を行う。
2013年11月から、月刊誌「鉄道ジャーナル」で連載をスタート。2016年2月から、月刊誌「RM Models」にて海外鉄道情報コーナー「世界鉄道」の不定期連載がスタート、2017年1月から定期連載化。

主な執筆作品・寄稿先

>ダイヤモンド・ビッグ社
・世界の高速列車
・世界の高速列車Ⅱ
・トーマスクック時刻表(巻頭特集ページ)
・ヨーロッパ鉄道時刻表(2015年から)
・「地球の歩き方」 by Train 鉄道の旅シリーズ

>プレス・アイゼンバーン
・月刊とれいん

>悠書館
・鉄道の世界史

>日本地下鉄協会
・世界の地下鉄 151都市のメトロガイド

>朝日新聞出版
世界の車窓からDVDブック第2期
・33号イタリア編
・34号イギリス編

>東洋経済新報社
・週刊東洋経済
・東洋経済オンライン(海外の鉄道を中心に寄稿)

>交通新聞社新書
・030 ヨーロッパおもしろ鉄道文化

>鉄道ジャーナル社
・鉄道ジャーナル(2011年11月号、2012年1月号、4月号、2013年4月号)
・2014年1月号から「ロンドン発 欧州鉄道通信」を連載中。

>イカロス出版
・駅撮りで楽しむヨーロッパの鉄道
・路面電車EX07

>洋泉社
・洋泉社ムック 時刻表読本
・洋泉社ムック 夜行列車読本

>海外鉄道技術協力協会
・新幹線と世界の高速鉄道2014
・世界の鉄道(2015年版)

>マイナビ出版
・完全保存版! 新幹線まるわかりBOOK

>株式会社ネコ・パブリッシング
・RM Models(欧州型鉄道模型関連記事)
・2016年2月より海外鉄道情報不定期連載「世界鉄道」コーナーを一部担当、2017年1月から定期連載化決定に合わせ、準連載スタート。

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